2011年5月11日(水)

当然のことながら、皆早く起きれるわけもなく、12時頃みんな一斉に起きたので順番待ち。
私は、眼鏡が壊れたことでコンタクト入れないことには何も始まらない。Ej達に譲って最後にお風呂入って、コンタクト入れて、ようやく普通に動ける状態に。
朝昼兼用ご飯に、まだ残っていたチキンライスを片付ける。
いつの間に来ていたのか知らないのですが、下のベッド周辺に荷物があって、また1人増えてました。聞けばパスポートをなくして転がり込んできたとか。
朝早くに大使館に行ったりなんだりしてたらしく、戻ってきたと思ったらずーっと電話したりネットで何か調べたりしていて(どうやら飛行機の手配)、取り込んでるようだったので話しかけられず。

15時過ぎに出かけ、ユニオンスクエアへ。まずは、バーンズ&ノーブルをチェック。
1週間前にアップタウンに行った時にも立ち寄ったんですが、その店舗には何年も前から気になっていた白と緑のデザインのカバンがあって、「今年こそ買っちゃおうかな」と心が揺らいだものの、ピアニカ持ってたし、まさかその後カバンが壊れるなんて思ってもいなかったから、その場では買わなかったんですね。
ところが、ユニオンスクエアのお店にはそのデザインのカバンは置いてませんでした。
ないとなると、余計に欲しくなったりするものです。
滞在中にもう1回アップタウンに行かねば。。。

狙って来たわけじゃなかったんですが、水曜日はグリーンマーケットの開かれる日。
いつものように、新鮮な野菜や果物、ジュース、パンなんかの並ぶ一角と、アート系のお店が並ぶ一角があり。 やたらカラフルなこのお店はジャムを売っていました。
ラッピングを凝ってくれてるようでしたが、大きなサイズのしかなかったので、、、お土産にするのはちょっとムリ。
別のお店で小さいサイズのも売ってたんですが、悩んだけどちょっと思いとどまりました。虫の知らせ?だったのかな。

カラフルといえば、せっかくなのでマックス・ブレナーにも寄っておきました。
昨年は店内の写真撮らなかったし。
チョコレート一通り見たけど、やっぱりここのはちょっとお高いので、数買う人には不向きかな。
昨年みたいにお買得みたいなのもとくになかったので見るだけにして、一度お店は出たんですが、ブラブラしてるうちにチョコレートドリンクを試してみようと思い立ち。
昨日アイスで甘いのに懲りてるかと思いきや。。。果敢に挑戦。

ホットチョコレートには、milkとdarkとwhiteがあるようでしたが、お店の人にmilkは甘いかどうか一応聞いてみたら、だいたいみんなmilkを頼むようなこと言ってたので、私もmilkにしてみました。
まぁ、みんなっていっても、基準がアメリカ人なので、そこはあまり当てにならないんですけどね。
それと、クロワッサンがおいしそうだったので、明日の朝用にゲット。袋入っちゃってて見えませんが。
案の定、甘いというか濃厚だったんですが、味はおいしかったので、この量ならいけます。
とはいえ、熱いしゴクゴク飲めるものではないので、この後チェルシー・マーケットに移動するまで飲み終わりませんでした。

ユニオンスクエアからLラインで移動、16時半頃チェルシー・マーケットに到着。このセット、ちょっとした観光にはなかなか楽しいかもしれないです。
とくにチェルシー・マーケットは、私の中では、ニューヨークに来たからには行っておかないと気が済まない、という場所。
見てるだけで楽しいし、真剣にお土産探すのにももってこいの場所です。(あくまでも私にとっては、ですが。五番街の買い物とか興味ない人なので。。。)
だいたい軽く1時間は時間つぶせますが、この日も1時間半くらい、ここにいました。。。
でもって、ここで3箇所分のお土産選びを済ませました。
当然、ファット・ウィッチ・ベーカリーのブラウニーもゲット。
ニューヨークのお土産だということがわかる、数少ないおいしいスイーツの1つですしね。
個別包装でバラでも買えるし、値段も手頃だし、わりと日持ちもするし。

さっきの虫の知らせ、ですが。
こちら、昨年もあったかどうか記憶が定かでないんですが、サラベスというパン屋さん。
ミッドタウンにもあって、わりと有名なはず。
のぞいてみたら、ありました。小さいサイズのジャム。
しかも、さっきのより安くて、ニューヨーク土産ってわかるお店なわけで。小さいとはいえ、7人分買ったらそれなりに重い。
かさばっちゃうので自分の分は買いませんでしたが、いろんな種類あっておいしそうだったので、次回は自分用に買って試してみようかな。

チェルシー・マーケットの中には、生鮮食料品なんかを扱うお店も入ってるわけですが、実は、甥っ子が椎茸が大好物でして。
このどでかい椎茸を見た時、思わず甥っ子のことを思い出し、ニヤけてしまいました。
冗談でお土産として買っていきたい。。。と。
まぁ、それは難しいので、せめて写真をと思って撮っておきました。「なんであの人椎茸の写真撮ってるんだろう」と思われたに違いありません。

いろいろと堪能しましたが、もう1つ、毎年気になってたけどまだ買ってなかったお惣菜系のお店(写真は昨年の5月1日参照)。
そこでフォカッチャを買ってみました。一応、本日の夕飯に。
それだけだと物足りない気もしたので、ホールフーズで量り売りのおかずを買い足してから帰りました。

宿に戻ると、新しく来た人がまだ飛行機の手配をしているようでした。1日中やってたってことだよね。大丈夫かな。
そんな彼女を尻目に、食事させていただきましたが。。。
しばらくすると、「なんか、騒がしくしててすみません」ってな感じのことを、日本語で話しかけてきたのでびっくり。
私は全くそんなこと気にしてなかったし、むしろ大丈夫なのかが心配なんだけど、と伝え。
話してみると、学生さんで、日本語も勉強しているらしい。かなりしゃべれてたし、私が気を遣わずに普通に日本語でしゃべって通じちゃうレベルでした。
昨日からバケーションで韓国に帰るはずだったのに、学校にも寮だかなんかにもパスポートがないことに気づいて、帰れなかったと。
パスポートのほうは再発行し、飛行機も金曜日の便がようやく取れたけど、何かの手違いで、帰るはずだった分の飛行機代がカードでキャンセルできずに二重に予約されてて、今はそれでもめているとのこと。
両親も心配して電話かけてきて、お父さんには怒られるし、お母さんは心配で眠れないらしいし、なんかすごい自分を責めてたので、聞き役に。
しかし、この若さで(下手すりゃ10代では?)交渉は英語、家族に電話してる時はもちろん韓国語、そして私と日本語でしゃべってるわけだからすごいよなぁ。
私が同じくらいの頃は、“井の中の蛙”、“籠の中の鳥”ではなかったかと。
彼女とはほんとにいろんな話をしました。とくにお国柄の違いの話は尽きることがなく。
アメリカは無駄に土地が広すぎて、近いと思う距離が違う。彼女の通ってる大学はあまりに周りに何もなくて、スタバでお茶するにもバスに乗って行くんだ、とか。
韓国では就職のために留学はあたりまえになっていて、プラスアルファがないと競争に勝てない、とか。
アメリカ人が大学教授を名前で呼ぶ感覚に馴染めなくて、自分は「professor」って呼んでる、とか。(韓国も上下関係厳しいらしい。)
私が眼鏡を壊した話から、欲のない眼鏡屋さんの接客の話をしたら、韓国もデパートの店員さんとかは話しかけてきてしつこいんだとか。
そうやって話している合間にも時々電話がかかってきて、ようやく話がついてキャンセルが可能になったようでした。
やっと事態が収拾したわけだから、気分転換においしいものでも食べに行けばと勧めたんですが、そんな気分でもないらしく。
というより、きっとそこまですれてないんですね。考えてみたら、未成年(多分)にとっては1人で夜出かけるなんて結構勇気いることだろうし。すっかり忘れちゃってた感覚ですが。
ましてやここは慣れないニューヨークだし。

時々中断はしながらも長いことしゃべってて、結局出かけたのは21時半過ぎ。
すみません。不良中年はこれから出かけます。
先週約束したSmokeのライブは3ステージ目が22時半から。1ライン1本で行けますが、結構時間ギリギリでした。
事前にメールしておいたからか、なんとCarltonさんが店の外で待っててくれたようでした。
これまた偶然かもしれませんが、カウンターの一番前の席が2つ空いてて、そこに案内され、ライブが始まるまでCarltonさんと少しお話ししました。
ライブのメンバーは先週と同じ(おそらく水曜日レギュラーで入っているのかと)、最後の曲は前回と同じEW&Fの『Head To The Sky』だったので、プログラムもだいたい一緒なのかもしれません。ジャンルはスムースジャズになるのでしょうか、、、いい感じで力の抜けた、とっても“cool”なライブでした。
当然、今日もお客さんでいっぱいでした。

ライブ終了後、セッションに来たホストピアニストの海野さんをCarltonさんから紹介していただきました。
今までもCleopatra辺りで何度かみかけ、先週もホストだったので私もお顔は覚えてました。
そしたら、「先週もいらっしゃってましたよね」って言われました。演奏も何もしてなくても、アジア人目立っちゃうんでしょうね。
Carltonさんが「彼女もプレーヤーだ」って教えちゃったから、一応名刺をお渡ししておきました。
後日、メールをいただいたんですが、ちょうど私が帰国の日で、気がついたのは帰りの成田エクスプレスの中でした。。。
次お会いできるのは来年、、、かな。

Carltonさんに、この後グリニッチビレッジに行く旨を伝えると、なんと、車で送っていただけることに。
車内では日本語と英語ちゃんぽんで会話しましたが、Carltonさんは趣味で独学で日本語を勉強しているんだそうな。
私も似たようなもんですが、全然しゃべれるようにならず、とくに聞き取るのが難しいという話に。
よく間違えるのがleaveとlive、fifteenとfifty、って話をしたら、日本語でも『有名』と『夢』が似てるとか。なるほど。
実はさっきも失敗したばかりで、ボーカルの人に「どこか行くの?」ってきっと聞かれたと思うんだけど(下に置いてたピアニカが倒れたから椅子から降りようとしてもぞもぞした)、“leave”が“live”だと思って「I live in Tokyo.」って答えたら「I know.」って言われた、って話をしたらウケてました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、Bleecker St.&Thompson St.に到着。
いろいろ親切にしていただいてありがとうございました。またいつか会えますように。。。

本日これからの予定は、Red LionでJason達のライブが1時から。車を降りた通りでちょうどJasonに遭遇しました。
昨年まではLast Tribeってバンド名でJason、Antar、ともさんを主体にいろんな人がsit inする感じでやってたんですが、それはやめてしまったよう。
代わりにJason&Sophiaでやってるらしいけど、今日はSophiaではなくてTyだとか。
前のバンドもちょっとだけ聴きましたが、スティーリーダンの『Peg』なんぞやってました。なかなかよかった。

始まった時は3ピースバンドのアコースティック編成。って写真撮ろうとしてたら、「何してんの、君もやるの」って1曲目から呼ばれて飛入り。
この編成でどうからもうかな、って探りながらでしたが、7〜8割はソロを振られる状態でした。
しかも、知らない曲やら覚えてない曲が相変わらず多いので、1コーラス目で耳コピしながらなんとなくつかんでおいて、わからなくなったら後出しで。
そういえば、久しぶりに『Lady Marmalade』やりました。

1ステージ目の途中からともさんが加わり、そのうちベースのJasonやらTroyも加わったりして、最終的にはフルバンドになってました。
私は結局2ステージほぼまるまる参加させていただきました。とっても楽しかった。
途中、てつやさんも来てベース交代してましたが、日曜日のライブの件、もし私がまだいるんだったら、JTのバンドのキーボードを頼むかもしれなかったことを聞きました。
日本でもよくあることですが、ニューヨークでも、てっとり早くその場に顔を出していた人に頼むということがよくあるそうです。
ちょこちょこ顔出してるとそういうチャンスが多くある、と。惜しかったなぁ。。。(私もパスポートなくせばよかったのか!)

ライブはいつも通り4時頃終了。帰りはまたJasonの車で4人が送ってもらいました。
いつもはハーレム組に混ざるので、黒人さんばっかで何しゃべってるのかわからないことが多いんですが、今日はてつやさんも同乗してたので時々通訳してくれました。
Troyがなんだったかレアな日本語知ってて爆笑したんだけど・・・なんだったかが思い出せない。(「ごめんください」だったかなぁ。。。)
W.28St.に入った時、通りには高級なホテルも2軒くらいあるので「こんなとこ泊まってるの?」ってブーイングが起きたんですが、そっちじゃなくて、こっち。
こんなところに泊まるところあるの?って感じのほうです。
車降りて、みんなを見送ろうと思って立ち止まってたら、Jasonが「危ないから、見てるから早く行きなさい」って言ったらしく(私に聞こえるようにてつやさん通訳)。
そうなの?私的には今までの中で一番、いや、二番目に安全な場所だと思っていたんですが。。。
お言葉に甘えて、皆さんに見守ってていただきました。
信頼できる人達がいるから、私は1人ででもニューヨークに来られるんだな、と改めて実感しました。
今日はいつにも増してみんなを起こさないよう気をつけつつ、5時頃就寝。