2019年9月1日(日)

7時起床。残っていたベーグルチップスを片付け、クリームチーズは1週間じゃ片付かないので、ギリギリまで冷蔵庫に入れておいてテナフライに持っていくことに。
Jさん一家にお礼を述べて9時には出発。結局、足が不自由らしいおばあさんとは一度も顔合わせることなかったような。

昨日予行練習しておいたので、最初のChurch Ave.駅で大荷物持って階段を下りるのは大変だったけど、Qラインもすぐ来たし、シャトルの乗り換えもちょうど待ってたけど慌てず済んだし、滑り出しは順調。
Cライン乗り換えのエレベーターもクリア。ところが、せっかく上りホーム階でちゃんと降りたのに、まさかの25分待ち。夜中か?
Aラインは目の前を通過していくし、下りはわりと動いてるので、むしろ昨日間違えた通り、Utica Ave.駅まで一旦下ってからAラインで戻ってくるかちょっと悩みました。
が、少ししてもう一度掲示板を見たらあと7分に変わってました。頼むよー。正確な表示を求めちゃいけないとは思いつつ、決断を誤ったらえらいことになるんで。。。とりあえず、このまま待ってみることに。
こういう時は日本ってすごいなと思う。
ほんとに7分で来たかどうか測ってないけど、25分も待たずに済みました。そして42St.-Port Authority Bus Terminal駅に着いたら、ちょうどスロープの前のドアに乗っててラッキー。
充分時間もあったので、トイレも寄ってからバス乗り場212ゲートへ。
券売機も昨日触ってるので慌てることなく、自分が降りるバス停はゾーンが4ということも昨日わかったので、無事乗車券ゲット。
ちょっと早いけど、いざバス乗り場へ(券売機と実際のバスの乗り場はフロアが違う)。
212ゲートにはすでに人の列ができていて、スーツケースをバスの座席下のトランクに入れてもらってる人達がいたので、私も並んでスーツケース渡して「Tenafly?」って聞いたら「No」って言われてスーツケース戻されました。
なんで?と思ってよく見たら、165番のバスでした。危うく違うところに行くとこだった。。。
観光バスのような大型バスが、始発の場所で出発時刻ギリギリまで現れないとか、出発時刻が近いバスが同じゲートから出発するとか思ってなかったので。乗客の列が他にもあればどっちかな?って思ったかもしれないですが。
余裕持って荷物預けて、車内で待ってて、出発時刻になったら出発する、、、という日本の観光バスとは違うのね。私のスーツケース戻したら、すぐ165番のバスは出発して、166番の乗客もしばらく全然来ないので、ゲート合ってるのか不安にすらなりました。
結局5分前くらいから私の後ろに列ができ始めて、出発時刻ギリギリにバスがゲートに現れました。

無事バスには乗り込んだものの、ここからは予行練習なしの最後の難関。(マンハッタンの写真撮るなら右側の列に座るべきでした。失敗した。。。)
約1時間、12時35分着というのがどれほど当てになるのかわからないし、一応Gregからはバス停の名前も聞いて、近隣の景色の写真ももらってましたが、見逃さないか聞き取れるのかという不安があるので、40分を過ぎた頃からドキドキソワソワでした。
携帯とにらめっこして現在地と目的地まであとバス停いくつぐらいかだいたい見極めながら、時間も目安にしながら(この日はほぼ合ってた。下りだし渋滞する時間じゃなかったからっぽい)、しかも時々Gregとメッセージやりとりしながら、なんとか「ここだ!」って場所のアナウンスでボタン押して、無事降りることができました。

バスを降りてから、メッセージで教えてもらっていた特徴の白いバンを探すと、、、いました!
多分、実際に会ったのは9年ぶりなんじゃないかと思います。無事待ち合わせ成功。ってか、今の時代じゃなきゃこれ、無理だと思う。
そして、今日はちゃんとバスも時刻通り着いたし、Gregもその時間にちゃんと間に合って待っててくれたからこそ(この後、どちらも初日以外はほぼきっちりじゃなくなりますw)。
とりあえず車に乗り込み、お腹すいてるんじゃないか、ってことで車を走らせること数分(後でわかったけどGregの家からバス停は歩いて5分くらいなので、わざわざ別の街に行ったっぽい)、全く現在地がわかりませんでしたが、どこかのダイナーに連れて行ってくれました。
Gregは時々来るのか、車を停める時に知り合いらしき人達に会い、「東京から来たミュージシャンなんだよ」って紹介してくれました。そしてお店の人も顔馴染みな様子。
Gregはガッツリ食べてましたが、私はそれほどお腹すいてるって感じでもなかったので、とりあえずメニュー上軽そうな印象だったクロワッサンサンド(スクランブルエッグ)を頼みました。
まぁ、アメリカで頼むとメニューのまんまで、栄養バランスや見た目を良くするためのつけあわせなんてないわけですが、思った以上に脂っこくて、1つ(つまり半分)はお持ち帰りとなりました。Gregにはそれしか食べないのか、って驚かれましたが。。。
そして早速Gregがおごってくれちゃいました。泊めてもらうだけでも充分お世話になるんだから、いいって断ったんですが。
お会計の際、レジで店員さんとちょっとお話ししましたが、日本びいきみたいで、日本にも行ったことがあるらしく、お店にその時の日本のお土産を飾ってあるのだと教えてくれました。

さて、このあたりまではよかったんですが、徐々に私の中の葛藤が増えていくことになります。
まずはJoe Tainoさんのギグに行きたかったなぁというちょっと諦めきれないような残念さ。タイミング悪かったから仕方ないですが、ほんとに行ける方法はなかったんだろうかという思いも少し。
そして、実際にGregの家に着いてからが、予想外に大変でした。
今日も実は午前中、前の家に物を取りに行ったりしていたらしいですが、週末使って自力で少しずつ荷物を運んでたけど、要はまだ引っ越し終わってないんじゃん、っていう状態でした。
何棟かある庭付き2階建てアパートの2階で、家そのものの外観は綺麗なんだけど。
部屋に入ったら一瞬ゴミ屋敷?と思ってしまうような散らかりようで、愕然としました。
大方の家具とかはちゃんと並んでるので、昨日だか今朝だか持ってきた荷物をとりあえず投げ入れた、みたいな感じ。
到着早々、まずはこの片付けから始まりました。ソファーや床に山積みになっていた衣類や靴、流しに放置になっていた洗い物の山、あちこちに散乱するペットボトル(これはゴミ屋敷要素だな)。
数時間後、とりあえずゴミ屋敷感から脱出し、なんとか寝床と自分の荷物を置ける居場所を確保しました。
ってか、キッチン以外2部屋しかなくて、その1つに大きめのカウチソファがあるだけだったので、2週間私はそのソファで、Gregはリビングのほうにある椅子(椅子としては座り心地よさそうだけど、横になれないのに)で寝るということに。
このあたり、計画性のなさにビックリしましたが、自分の寝るところちゃんとあるわけじゃなくなるのに、よく滞在にOK出したよなぁと。引っ越し中の今までも、時々車で寝たりもしていたそう。(たしかに私が片付ける前、どこで寝るの?という状態だった。)
そしてもう1つ計画性のなさに驚いたのは、私用の鍵はまだなかったということ。明日作りに行くということらしい。
だいぶ片付いてきたところで、出かけるのにつきあうことに。鍵1つしかないんで、仕方ないです。
再び車で数分、スーパーでまずは生活用品の買い物。その後また移動してどこへ行くのかと思ったら、いわゆるトランクルーム。
すぐには使わないものはこちらに運びに来て、預けているとのこと。
とはいえ、必要になったらどうやって出すんだろう?っていうくらい、すでにいろんなものが山積みで(ドラムも数セットあった)、軽いものは投げ入れていたので、呆れて笑ってしまった。
荷物の収納?が終わったところで、家に戻って片付けの続き。私は家の中で細々したものの整理、Gregは前の家から運んできた荷物の搬入で駐車場と家を行ったり来たり。
つまりは、前の家、トランクルーム、今の家、と3箇所で荷物の移動をしているわけで、軽トラック(お迎えで使った車とはまた別)に載せられる量なんて限られてるわけだから、そりゃ終わらないだろうって感じでした。
しかも失礼ながら体格と年齢のせいで歩くのもすごい遅いので、運ぶって言っても非常に時間かかるわけで。
ここにある家財をよく今まで運んだよなぁと逆に感心したりして。アメリカの引っ越しって皆こうなのか??

で、今日はこれで終わるのか、、、と思っていたら、ジャムに連れて行ってくれるってことになり、21時半頃車で出発。
結構クタクタだったんですが、ジャムは別腹。
どこへ行くのも車移動必至なので、空振り覚悟で行くってことはないようです。ちゃんとやっているっていう情報を得て、だから急に連れて行ってくれることになったのでした。
30分くらいでテナフライの西側のフェアローンという地域のFair Lawn Athletic Clubというお店に到着。
とりあえずサインアップは必要らしい。Gregは叩かないみたいで、私のみ記名して、ホストの人に紹介してくれました。
結構ロック寄りだったので、待ってる間何やったらいいだろうって考えてましたが、会場の冷房がめっちゃ寒くて、とにかくそれに耐えるのがきつかった。。。
店内にはいくつか目的別の会場があるようだったので、この場を離れてトイレに行く時だけが唯一逃げ場でした(笑)。
お客さんはかなり多いし、1セット3曲ずつだったので待ち時間長かったですが、ここでピアニカやる人は初めて、日本人もめずらしいみたいでステージ上がった時だいぶ注目されてました。
アメリカンミュージック知ってるかって言われて、何が該当するのかわからず、とりあえず1曲目はお任せ。
Eのロックで知らない曲でしたが聴きながらついていき。
残りは何かやりたい曲を言わなきゃいけない感じになったので、やや無理矢理でしたが『Messin' With The Kid』と『Little Wing』、お客さんの中から歌える人探してくれて、ホスト陣でバック固めてくれてなんとか成立。
全体的に地元交流という感じでゆるめでしたが、楽しかったです。
ただ、ロック系で大音量なので、ピアニカだと音小さいってGregからは言われました。エフェクター必要だとも。

まだジャムは続いてたけど0時半頃にはお店を出て(とにかく寒いので早く帰りたかった!)、帰り際何か食べるかって言われましたが、時間も時間だし。
Gregはドライブスルーでハンバーガー買ってましたが、私はスーパーに寄ってもらい、フルーツの詰め合わせのパックが安くなってたので、それを買って車の中で3分の2くらい食べ、帰宅。
9月とはいえ、まだそんな涼しくはなってないんですが、ソファのままではなんだったので、新しい毛布があったからそれをシーツ&掛け布団代わりに使わせてもらうことにして、なんとか落ち着いて寝れる状態に。
こういう時、小柄でよかったなと思います。
てんやわんやな長い1日でしたが、本日は2時半頃就寝。