2010年4月29日(木)

昨日の夜から1人だと思っていたのですが、実は、帰ったら、かけてなかったはずの部屋の鍵が閉まっていて、私の上のベッドに人が。
すでに朝の5時にはなってたと思うんですが、ベッドの上でパソコンいじって起きてるみたいでした。
ご挨拶すると、近所に住んでるんだけど事情があって今日だけ1泊するとのこと。そんな使い方もあるんですね。
私がお風呂入って出てきてもまだ起きてて、同じくらいの時間に寝たみたいでした。
ニューヨークに住んでる普通の人でも私と同じ時間帯で生活してるのにちょっとビックリ。

13時頃起きて、昨日の残りのカレーが朝(昼?)ご飯。
ブログ更新等した後、本日は数日ぶりに昼間外出。イーストビレッジ方面へ。
部屋を出ると、エレベーターで作業服のおじさんと乗り合わせました。このビルの整備かなんかで出入りしている業者の人かな。
向こうから話しかけてきたので、短い時間でしたが日常会話を。
ちょっとでもこうして会話して通じるのが嬉しいです。

6ラインでAstor Place駅へ。2年前はここまで歩いてこれる距離でした。
リトルジャパンをちょっとウロウロしたり、何軒かスイーツのお店を見て回りました。
お土産探し&自分で食べれそうなものがあれば、新規開拓したかったので。
チカリシャスは日本人パティシエだし人気あるらしいけどイートインのみっぽかったのでやめて、ベニーロズともう1軒ガイドに載ってないケーキ屋さんとのぞいたんですが、見てるのは楽しいんだけどやっぱりボリュームありすぎだよなぁと思い。。。 生菓子がほとんどだったし。
で、ブラックハウンドというお店も見てみたら、見た目がとってもギフト向きなものが多くていい感じだったので、何か買っちゃおうかなという気に。
お土産としては私が探してるようなものがなかったんですが、おいしそうなブラウニーがあったので買ってみました。$3なり。

その後、サンライズマートに行きました。すごい混んでて繁盛してるふうで、なぜか日本人だけじゃなく、外国人の方々が多かったのには驚きました。
やっぱりお寿司は食べておかなきゃってことで、サーモンロールを。
あと、今後の自炊のためにパスタソースもゲット。アメリカのスーパーには、こういうレトルトのパスタソースは売ってないんですよね。

17時半頃には一旦宿に戻りました。
今度は住人らしき若いお母さんと帰ってくるタイミングが一緒で、ベビーカー押してたのでドア押さえてあげて、エレベーターも一緒に乗り込みました。
またまたちょこっと日常会話。さっき、すんごい風が吹いてたので、「今日は風強いですね」って言ったら、共感してくれました。

帰ってから早速ブラウニーを食べてみました。おいしいけど、やっぱり濃厚でずっしりくるので夕飯が食べられなくなると思い、半分でやめとく。
お寿司食べて、19時頃再び外出。

6ラインでGrand Central-42St.駅まで出て、7ラインに乗り換え、Times Sq.-42St.駅まで行って2ラインヘ。初日と同じコース。
でも、125St.駅ではなく、行き先はもう1つ先の135St.駅です。
昨年行っていい感じだったので、American Legion Post 398へ。
またもや、場所覚えてるつもりだったのに、地上に出たら西へ向かわず東へ。しばらく歩いてどうも様子が違うなと思って引き返しました。
方向音痴はこれだから。。。

ホストのオルガンの人とドラムの人は昨年お会いしてる人達でした。
オルガンの人と、ママさんは私のことを覚えていてくれたっぽいです。
とくにママさんには歓迎していただけたのか、勝手にコーラ持ってきて、おごってくれました。
最初はサックスのお客さんがいたんですが、1回目の休憩のあといなくなっちゃって、その後ほとんどホストに混じって演奏してるような状態になりました。
知ってた曲では『Wave』『The Girl From Ipanema』『Cantaloupe Island』『Sunny』なんかをやりました。
あとは知らない曲がほとんどでしたが、オルガンの人が歌いながら弾いたりする曲もあって、歌の合間縫ってフレーズ入れていくのは気持ちよかったです。ソウルフルな歌声だったから。
途中、ボーカルのおじさんが入ってきて、『Lovely Day』もやりました。ここでできると思ってなかったので、とっても楽しかった。
お客さんの中に誕生日の人がいてお祝いしたかったみたいで、歌詞を「Happy Birthday」に変えたりして歌ってました。
なんか誕生日祝いに遭遇する機会が多いです、今回。

休憩が全部で3回くらいあったんですが、ホストのギターの男の子が話しかけてきたので、休憩の度にずっとしゃべってました。唯一の若者(?)だったので話しかけやすかったのかもしれません。 例によってピアニカに興味持ったみたいだったし。
アメリカ人かと思ってたら、ドイツから3ヶ月休暇とって来てるみたいでした。
「かんぱーい」って日本語で言うからなんで知ってんのかと思ったら、こっちで知り合った日本人男性に教わったらしく。
タカヒロって名前のピアニストだけど知ってるかって聞かれましたが、それだけじゃわかんないし。
時々なんて言ったかわからなかったり、どう言っていいかわからなかったりもしたので、そんな時は例の秘密兵器の辞書機能使いながら会話してました。
どこら辺に泊まってるのかとかそんな話もしてたので、帰りが遅くなると1人じゃ危険だから駅まで一緒に行ってくれるかって聞いたら、「なんで危険だと思うの?」って聞かれ。
答えに困ったんですが、「ハーレムは危険って聞いてるから」、って簡単な表現しかできず。そしたら、「ここも危険だよ」と。私が固まると「冗談だよ」だって。

結局最後までいたら23時過ぎになり、一緒に帰ってもらうことに。ほんとは、A・Cラインで来たみたいなんだけど。。。申し訳ない。
帰り際、そこにいたおじさんが、「帰ったら電話して」って私に言うから、「え?だって電話知らない」って真に受けちゃったら、Tom(その男の子)をからかってたようで。
あー、そういうことね。わかった、わかった。・・・っていうか、周りにはそんなふうに見えてたのかな。私が無理言って駅まで行ってもらうだけなんだけど。

歩きながら、好きな音楽のこととか、またいろいろ話しました。
途中、突然そのタカヒロさんとやらに電話して、今どうしてるとか聞いてたんだけど、突然私に「出て」って電話渡して。
日本人どうしなら誰でも唐突に話できると思うなよー。
で、仕方なく「すみません。Tomが電話に出ろっていうから。。。」ってタカヒロさんに挨拶しました。
その様子見て「おもしろい」って笑ってんの。あのねー。
携帯の表示に苗字が出てたのでわかったんですが、後で調べたら、関西出身の若手ジャズピアニストらしいです。
私、すごい人としゃべっちゃったのかもよ?
電波が悪かったのか、その後切れちゃったみたいなんですが、Tomの頭の中の計画は、この後ついでにダウンタウンまで下って、FAT CATかSmallsのセッションに参加しようと思ったみたいでした。
で、タカヒロさんが暇なら誘おうと。
駅に着いて、地下にもぐる前に再び電話。タカヒロさんもあまり英語が得意じゃないのか、なぜか私が間に入って通訳?するはめに。ありえん。
果して2人は上手く会うことができるんでしょうか。。。

というわけで、電車も途中まで一緒に行くことに。私も行かないかって誘われたんですが、明日昼間から行動するし、今日は仮眠もしてなくて眠たかったので、答えは「No.」。
電車の中で何か日本語教えてって言われて、「すごい」と「おいしい」を教えてあげました。
ついでに「すごいおいしい」もOK、っていう合わせ技も。食べ物だけじゃなくて、タカヒロさんがいいフレーズを弾いた時とか使えるよ、と。

Times Sq.-42St.駅で私は7ラインに乗り換えでした。Tomも乗り換えをどうしようと考えていたのかわかりませんが一緒に降りました。
なんとなく後ろ髪ひかれてる気がして、あっさり「じゃあね」って立ち去りがたい雰囲気。
この微妙な空気をどうしたものか、日本語だって何言ったらいいかわからないのに。
たしかに、お互いニューヨークに住んでないわけだから、もう会えないと思うと淋しいですけどね。
「電話して」って言われて別れたけど、そういえば、私はさっき名刺渡したけどTomは持ってないって言うから、番号知らないのだよ。
しかも、普通の会話だってままならないのに、電話で話すのなんてもっと億劫だし。まぁ・・・いっか。

電車の中で、忘れないうちにと思って今日の出来事をメモしてたら、Grand Central-42St.駅で降り損なって、クイーンズまで行ってしまいました。で、これが、引き返すには一旦地上に出なきゃいけない駅。しかも、7days passは今日(木曜日)までで、すでに0時を回っている状況。
新たに7days passを買おうと思ったら、大きいお札か細かいのしかなく、シングルライドを買うはめになりました。
それだけでは終わらず、夜中だから上りはなかなか来なくて、やっとGrand Central-42St.駅まで戻ってきたのに、来た電車に乗ったらエクスプレスで、14St.-Union Sq.駅まで行っちゃいました。
今度こそ各駅に乗って引き返す。
やっぱり、成り行きまかせで一緒にSmalls行っておくべきだったのかな。。。

とぼとぼと宿に向かって歩いてたら、向こうから歩いてきた女性が「こんばんはー」って声かけてきました。誰かと思ったら、昨日1晩泊まっていった人でした。
ほんとに近所に住んでるんだー、こんな時間に奇遇だなと思ったら、今日も1泊するとのこと。私的には全然OKなんだけど、彼女の状況的にはあまり良くはないわけで。早く仲直りしなきゃだめだよ。

昨年もMarkとは音楽以外の話もいろいろできたわけですが、それはMarkが日本語がかなりできたからでした。
今回、異国の人と英語だけでこんなふうにちょっとでも意志の疎通というか、友達になれるくらいコミュニケーションできたのは初めてだったので、それが妙に嬉しかったです。