2010年4月26日(月)

数日前からマンションのエレベーターに貼紙がされてて、今日は建物全体が10時〜15時まで断水とのこと。
生憎の雨でしたが、断水の建物にずっといるのは拷問のようなものなので、出かけることに。
お昼前に宿を出て、ユニオンスクエアに向かいました。

まずはバーンズ&ノーブルに入って、中にあるスタバでお昼食べながら、音楽聴いたり本読んだりして1時間くらい時間つぶし。ニューヨーカー気分を味わいました。
空いてるテーブルがなかったせいか、途中で黒人男性が相席してきて勉強を始めました。
気にされなさ加減が、地元人として溶け込めたみたいでちょっと嬉しかった。
観光客はこんなところで1人で暇つぶししてないよね、きっと。
その後、ちょっと気が早いけどお土産になりそうなものはないか、店内を物色しに。

ユニオンスクエアには他にも立ち寄りたいお店がいくつかありました。その中の1つがマックス・ブレナー。
チョコレートバーですが、お土産のコーナーもあるらしかったので、のぞきに行ってみました。
外観もかわいらしい建物ですが、中の商品もパッケージがかわいくて、ディスプレイも綺麗でした。
その中で、小さい箱に入ったキューブチョコが、2つ買うと1個分はサービスって書いてあったので、結構いいお値段しましたが10個買うことに。
お店のお姉さんも感じ良くて、丁寧に接客してくれるんで、何か買わないと悪いような気もしたし。
ところが、実際レジを通したらタダになったのは3個分。5個の値段になるかと思ってたのに。
言葉が不自由なので、その場で聞くに聞けなかったんだけど、後でわかりました。そっか、2個買ったら1個タダでついてくるってことか。私の勘違いでした。
ホールフーズ・マーケットも一通りのぞきに行って、グリーンマーケットもチラ見して、いい感じで15時頃帰れそうだったので引き上げてきました。

宿に戻ると、まだ断水中。予想はしてたけど、時間に正確なわけもなく。。。
結局使えるようになったのは30〜40分経ってからでした。
ブログを更新した後、夜に備えて仮眠。
これやっておかないと、明け方までもたないので。。。

残り物で夕飯を済ませて22時頃出発。乗り換えがスムーズすぎて30分くらいで着いちゃいました。
どちらに行こうか最後まで悩んでいましたが、Village Undergroundの前を通る時、中の様子が外のモニターに映っていて、司会は男性だし昨年見たド派手なおばさんが歌ってたので、やっぱりBitter Endに行くことにしました。
あの人、ただのお客さんではなくて、トップバッター役なんだ、きっと。
昨日聞いた話では23時くらいってことだったので、まだ全然早かったんですがBitter Endへ。
受付のおじさんが私を覚えてくれていて、「Kumiko!」と。
前のイベントがまだ終わってなくて、今日はイベントごとに$10かかるらしく、中に入って待つことはできず。
仕方なくその辺をプラプラしたりして待ってましたが、23時が近づいても一向に終わる気配なし。
雨降ってるし寒いし。。。
ホストバンドの人達が続々来て楽器を運び入れたりしてるから、そろそろなんじゃないかと思ってたんですが。
再度受付のおじさんに聞いてみたら、あと1時間くらい終わらないかも、って言われました。そんなぁ。。。

ここで待ってるのは不可能と判断し、時間つぶせるお店へ移動することに。
この時間じゃマックくらいしかないかな。
途中、Village Undergroundの前を通るので、やっぱりこっちにしようか?と一瞬心が揺らいだんですが、せっかく教えてもらったんだから待とう、と思い直しました。
マックに入ると、隅のほうの席に身なりがいいとは言えない感じの黒人さんが2人いたんですが、そのうちの1人がずっと大声で何かまくしたててました。
ちょっと耳障りなんで、落ち着けないなーとは思ったけど、酔っ払ってるわけでも暴れ出すわけでもなかったんで気にしないようにしてました。他のお客さん達もそんな感じでした。
しばらくして堪忍袋の緒が切れたのは、なんと店員さんでした。ほうき持ってきて床を叩いて、一喝。
日本ではないであろう光景。店員さん強いわー。(ずっとギャ―ギャ―騒いでるお客さんがいる時点で日本ではありえないかもしれませんが。)
なんとか時間をつぶして戻ったら、まだちょっと早かったみたいでさらに20分くらい待ち、ようやく中に入ることができました。
待ちくたびれちゃった。

またまたきよしさんに再会。そしてもう1人、きよしさんと別の場所で知り合ったという日本人ドラマーが来てました。
話してみたら東京の人で、1ヶ月くらいニューヨークに来ていて今週日本に帰るそう。
始まる前、PAの人がRichieさんにわざわざ私を紹介してくれました。
どんなセッションかわからないけど、これで後には引けなくなりました。
最初にホスト演奏があって、『Cantalope Island』とかやったんですが、ものすごかった。
待った甲斐がありました。一気に疲れも眠気も吹き飛びました。
ホスト演奏の途中でバイオリンの女の子が呼ばれてステージに上がったんですが、Richieさんが「スリナ〜」って呼ぶから何人かと思ってたら、さりなさんという日本人でした。

セッションの進行は他のところと同じで、サインアップしておくとRichieさんが適当に呼んでくれるようです。
参加者の年齢層もレベルも曲のジャンルも結構幅広かったです。
ハードロックからキメキメのインストまで。
私は16歳のピアノボーカルの男の子の回にセットされ、Bill Withersの『Ain't No Sunshine』をやりました。
今日はPAの問題はクリアされていて、D.Iに入れて大丈夫でした。
そしてこの後、とんでもないサプライズが。
Richieさんからピアニカだけで何かやってくれ、と。
私にしてみれば、過去にないくらいのステージ上での無茶振り。
「ムリムリ」と思ったけど、PAブースからりょうじさん(PAの方)が「せっかくだから何かやりなよ」とマイクを通して追い討ちをかける。
とっさに頭に浮かんだのは、『Georgia On My Mind』でした。
吹き始めたら、後ろで「わかった!」っていう感じで「Georgia On My Mind」「Georgia On My Mind」って言ってる声が聞こえました。
Aメロを吹いたら終わろうかと思ってたら、それをルバート部と見立てて、ドラムのフィルきっかけでバックも入ってきてくれて。
結局全員で1曲演奏という形になりました。その機転、対応力の早さ。周りがついてきてくれたのはとっても感動的でした。
そしてさらなる感動は、、、なんと、りょうじさんがそれを録音しててCDに焼いてくれました。感激です。
ほんと来てよかった。

その後、ドラムのまさくんやギターのきよしさんの演奏も聴いて、セッションが終わったのは3時過ぎでした。
アメリカ人、月曜日からなんでこんなに元気なんだろう。。。
今日はさすがにタクシーで帰ることにしました。
近いので、チップ足しても$8でした。今後も朝帰りの時はタクシー使っちゃおう。
6時頃ようやく就寝。中身の濃い、いい1日だったな。。。