2008年6月18日(水)

2008年6月18日水曜日。
私にとっては二度目のニューヨーク旅行。しかも今度はたった1人で。
そして、行くと決めたからにはなんとしても音楽三昧旅行にしたいところ。
どんなことが待ち受けていることやら。正直、期待よりも不安のほうがちょっと大きい。
大丈夫かな、私。

今回はコンチネンタル航空CO8便、到着するのはニューアーク。
飛行機の中ではとくに何事もなく、無事に到着。
まぁ、強いて言えば最後の機内食、席立ってる間に配られて食べそびれちゃったんですが。
チキンとエッグ、どっちでもいいから置いていってくれるってことはしないのね。。。

入国審査を終えてロビーに出ると、ポーンと放り出されたような気分になるのは前回と一緒。
ここから先は自力でたどり着かなきゃいけない。
まずは到着の連絡のため宿に電話。
今回のために携帯を海外対応機種に買い替えたので、難なく電話はつながりました。第一関門クリア。
「着きました」とは言うものの、ニューアークからマンハッタンに入るのは初めてなので、交通機関がちょっと不安。
電車を乗り継ぐ覚悟はしていたんだけど、宿の人が「シャトルバスが安くて比較的早いですよ」って教えてくれたので、せっかく教えてくれたんだからと、シャトルバスに初挑戦することにしました。

『シャトルバス乗り場』みたいな書き方の案内がなかったので、乗り場を探すのにちょっとだけ迷いましたが、空港の人に教えてもらった通りに行ったら「あ、これか」ってわかりました。
バスっていっても、ワゴン車みたいなものなのね。
タイミングが悪かったらしく、お客が私1人だったため、その場で結構待つはめに。乗合なのでなるべく満員にしてから出発したいみたい。効率良く稼ぐためにはそりゃそうか。
でも、全然人が来ないので、とりあえず私1人だけ乗せて出発してくれた。
と思ったら、なにやら無線だか電話だかが入って、「途中で他の人が乗ってくるから」と言われ、近くのバスターミナルみたいなところでしばらく停車し、2人拾う。その後また途中の交差点で何人か拾う。
で、そのままマンハッタンに向かって走ってるんだとばかり思ってたら、見たことある風景に。結局また空港に戻ってきて新たなお客を拾い、満席にしてから出発。
なんだったんだ、この30〜40分は。
その後も途中マンハッタンに向かうトンネルが渋滞だったり、他のお客さんはミッドタウンのホテルとってる人ばかりだったので、ロウアーイーストの私が一番後回しとなり、なんだかんだで宿についたのはたしか20時近かった。
そして、外は雨。
シャトルバスは目的地の目の前まで連れて行ってくれるので、その点では電車にしなくて正解でしたが。

今回とった宿はいわゆるドミトリーというやつ。
日本人専用なので、言葉の面では不自由しません。
が、女性専用6人部屋のみのつもりだったのだけど、同一玄関アパート内の一室が女性専用、もう一室が男女混合になっていたので、共有部分は結局一緒、フタを開けてみたらMAX10人に対して1つのバスルームということだったんですね。
まぁ、人の入れ替わりが激しいし、それぞれの生活の時間帯が全く同じではなかったので、10人待ちってことはなかったですが(笑)、それでも結構気を遣いました。
そして、想像してた以上に散らかってて、お世辞にもキレイとは言えなかった。スリッパは絶対必要。ま、すぐに慣れちゃいましたが。(^^;)

とりあえず部屋に落ち着き、もう何時間も食事をしていなかったので、早速近所のスーパーの場所を教えてもらい、買出しに行く。
そこのスーパーはお惣菜とかは置いてなくて、食材が中心だったので、少ない調味料の中で何を作ろうか、パンにつけるクリームチーズをどれにするか(笑)でかなり悩みました。
結局はいつものお決まりパターンで、野菜スープの材料とベーグル、クリームチーズ、水などをゲット。
夜は出かけるつもりだったので、急いで食事の支度。
と、私の後に買い物に出かけた同室の人が戻ってきて、「今そこのスーパーで発砲事件があって、警察来てて中に入れなかった。誰か病院に運ばれたらしい。」と。
「え?私、今さっきそこで買い物してきたんですけど。。。」ほんの数十分以内くらいのことらしい。
あれ以上何作るか悩んでいたら、結構ヤバかったということ?
後でよくよく聞くと、現場はスーパーではなくて、通りを挟んで斜め前にあるコインランドリー前だったらしいけど、それにしてもニアミスです。
到着するなりいきなり危険にさらされるとこだったという洗礼を受けました。
やはりここはニューヨーク。日本とは違う。
なんか、急に食欲なくなっちゃって、ベーグルは半分残し、大量にできちゃったスープも「あとはよかったら皆さんでどうぞ」、ってことに。

そして、次なる災難。PCでとりあえずメールチェックetcしようかと思いきや。
Windowsが起動すらせず。。。
どうも1日目はいろんなハードル越えないといけない巡り合わせにあるらしい。
自分の意気込み、覚悟がどのくらいのものか試されてるんでしょう。
せっかくこのために買ったので、かなりガックリきましたが、、、こんなことで萎えてる場合ではありません。

発砲事件とかあって、外に出るのはなかなか勇気がいりましたが、運を天にまかせて夜のライブ目指して宿を出ました。雨はすっかり上がっていました。 23時頃だったかな。
グリニッチビレッジまでは東西10ブロックぶんくらいあるんですが、歩いて行きました。
目指すライブは夜中の1時からだったので、時間つぶし&土地艦つけるためにも。
大通りであるE.Houston St.沿いなら人通りも多いので、夜中の12時くらいまで結構普通に歩けます。
それでもなんとなく、ピアニカを胸の前にかかえて防御態勢でした(笑)。後ろから撃たれたら終わりですが。

この日お目当てだったライブは、昨年飛入りさせてもらったLast Tribe。
日本人ドラマー、ともさんのいるバンドです。
今回行く前にともさんには「また行きます!」って連絡してたし、Jason氏なら私見たら飛入りさせてくれるのでは?という期待もあり。(^^;)
到着初日で強行突破スケジュールではあるのですが、まぁどっちにしても時差ぼけでほぼ寝られないだろうから、ということで。
それでも23時過ぎから約2時間、薄暗いライブハウスで前のバンドを観てるのは結構キツかったです。。。
あ、でも、ファンキーでなかなかカッコイイバンドでした。『Pass The Peas』とかやってました。

午前1時ちょっと前、ともさん達がRed Lionに到着。
感動の再会(涙)。Jason氏も覚えててくれて、嬉しかったです。
案の定、「やる?」って感じで。
今回は急だったので鍵盤はなかったですが、ピアニカで参戦することに。
1ステージ目の途中から混ぜてもらい、2ステージ目が終わったのはまたまた午前4時頃。
やってる曲もよくわからないまま参戦してましたが、また『Be Thankful For What You Got』がやれたのだけは覚えています。
今回は前のバンドのボーカルさんやサックスの人も飛入りしてきたりして、お客さんも踊りまくりだし、なんかスゴイことになってました。
しまいには、ギタリストのお父さんがビデオ回してたんですが、私にそのビデオ渡して、私のピアニカを奪って飛入りしてました。あのね。。。orz
上手く撮れてなくても知りません。
そのお父さん、ピアニカの音色がいたく気に入ったらしく、『SUZUKI』というメーカー名を一生懸命インプットしてました。

初日からジェットコースターみたいな1日でしたが、なかなかいい滑り出しだったのでは?と思います。
半徹夜も半絶食もなんのその。
アドレナリン放出しまくりで、今夜は(ってもう朝ですが)眠れそうにありません。